
ストームシャドウはG.I.JOEの25年間の歴史の中でも、
相当な量のバリエーションが出ている、
超人気キャラの一人でもあります。
日本の秘境・嵐影地方出身の「嵐影流忍術」のマスタークラス!G.I.JOE側の忍者「スネークアイズ」の兄弟子にして、神出鬼没な体術の達人、
それがCOBRA最強の忍者「ストームシャドウ」なのです。
COBRAの洗脳により、COBRAに力を貸していますが
自らの「義」を大切にし、時にはG.I.JOE側と共闘したりもする、
一匹狼的な側面も持つクールなキャラクターです。(管理人もお気に入り!)
左側のストームシャドウが、「25周年版」の最初に登場したバージョン。
つまりは、一番初期のストームシャドウのリニューアル版です。
…うーん、いたって普通。(忍者服が白くていいのかはともかく)
昨日紹介した「RED NINJA」と、頭以外は共通パーツですね。
それが何をしたらこのような格好になるのか…全くもって謎。どう見ても、
世紀末に「ヒャッハー!水だ!」とか言って
改造バイクに乗って襲い掛かってくる野盗のようです。恐ろしい。
頭にプリントされた、COBRAマークがさらに威圧感を醸し出します。
まぁ逆に言うと、こんな格好してたら忍ばざるをえないわな、うん。
とはいえ、相変わらずの小スケールに密度の濃い造型。
背中には背嚢がついており、刀を2本収納可能です。
そして、この背嚢には…なんと!
サブマシンガンが入っています。…サブマシンガン!?しかもUZI!?何故に!?
無駄に細かいマガジン等のモールドも、逆に奇妙に見えてきます。

という訳で、彼の装備品はこの通り。
日本刀2本、謎の繋がったカマ1セット、UZI。…脈絡の無い装備に、おまけに裸体剥き出しな格好…
恐ろしいまでに理解の範疇を超えた、アメリカン・ニンジャスタイルを体現しており
私のようなアメリカ忍者マニアにはたまらないセットです。これが…これがアメリカ人の抱く、忍者の神秘性か!
しかし…UZIとか、ホントにこれ、ストームシャドウの装備品であってるのか?
正解でした。あげく
「UZI TIME!」とか言っちゃってます。ノリノリです。
上の写真は、このストームシャドウが入っていたセットに付属していたコミックです。
どうやら多数の敵に囲まれた際に使用する模様…成る程。
大きさ・火力を考えると妥当な選択とも言えるでしょう。
「UZI TIME!」と叫ぶ必要性は、全く無いですが。

思えば、大昔の日本の特撮「忍者部隊月光」でも、
「拳銃は最後の武器だ!」という名言がありました。
強い武器だけど、音が大きいから隠密には向かない、という訳ですね。
そういう意味では、この装備はなかなかに理にかなっています。
多勢に無勢、正面から闘わざるを得ない状況では、確かに最適です。
さすがはミリタリー色の濃いシリーズ、忍者を現代にマッチした形に
うまく解釈していると言えるでしょう。
とはいえ、この格好は結局なんなんだ。謎が謎を呼びますが、それもアメリカン・ニンジャの深い魅力ともいえましょう。
…余談ですが、ストームシャドウの本名は
「トーマス・アラシカゲ」、
さらに最近の資料では
「嵐影富三郎」となっております。
嵐影…ああ、それでストームシャドウか…イカス!
フレンダージェット!!!!
鎖鎌も、宍戸何某がっかりの勘違い。
第一、忍者刀は直刀だろう。
意味不明な八卦も不気味さを助長。
銃もスコーピオンみたいに小さいのにしとけよ!!!
嵐影富三郎・・・・・・
ストームシャドウ リッチスリー
ストームシャドウ セレブサード
ストームシャドウ ブルジョワージⅢ
ストームシャドウ ノーブルトライ
ストームシャドウ イナーフスリー
どれが適語なのだろう・・・・
あなたなら、どうする?